2008年09月17日

中国粉ミルク汚染拡大は過去の日本と同じ?

有害物質メラミンが混入した粉ミルクを飲み、乳児が腎臓結石になった事件で、中国政府は16日、メラミンが大手メーカー「三鹿集団」を含め、全国22社の乳製品69品目から検出されたと発表。

中国中央テレビを通して会社名を明らかにした。一方、中国公安当局は同日までに、有害物質を含んだ製品を生産・販売した疑いで4人を逮捕したもようだ。 (産経新聞)

プラスチックの原料になるメラミンを粉ミルクに入れるなんてちっ(怒った顔)と憤慨していたのですが、昔、母から聞いた話を思い出しました。

それは、日本での粉ミルク事件のこと。
1955年に徳島工場が製造した缶入り粉ミルク(代用乳)「森永ドライミルク」の製造過程で用いられた添加物・工業用の第二燐酸ソーダ中に不純物としてヒ素が含まれていたため、これを飲んだ1万3千名もの乳児がヒ素中毒になり、130名以上の中毒による死亡者がでたという事件でした。

森永側が原因をミルク中のヒ素化合物と認めたのは、発生から15年経過した1970年の裁判中のことである。その際、森永側は、第二燐酸ソーダの納入業者を信用していたので、自分たちに注意義務はないとと裁判で主張。

刑事裁判は1973年まで続き、判決は過失の予見可能性判断において危惧感説(新々過失論)を採用し、元製造課長のみが実刑判決を受けただけです。

被害者側が民事訴訟を断念したのは、この一審の判決のためだったといわれていますどんっ(衝撃)

森永は長い間ヒ素化合物と死亡の因果関係を認めなかったという経緯があります。
最終的に、被害者、厚生省、森永乳業の話し合いにより、1974年、財団法人ひかり協会が作られ、被害者を恒久的に救済し続けている状態です。

私が生まれた時期はすでに森永の粉ミルクなどの不買行動などが盛んになっていたので、母も「森永の粉ミルクは怖くて飲ませられなかった」といってました。

中国の製造業者も金儲け主義だったり、政府も金を持っている企業側になびく傾向にあるけれど、日本だって、死亡事件を起こしていたんですよね。

自分たちの通ってきた道を忘れて、中国の現状だけを批判するのはどうなのかな、って思ってしまいました。

posted by The Empress. at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106713474
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック