札幌で、未熟児が7病院に受け入れを拒否され、数日後に死亡したというニュースが報道されました。
「受け入れ拒否」という言葉って、病院側に責任があるような言い方だと感じるのは私だけでしょうか。
実際は、「受け入れ拒否」というよりも、「受け入れ不可能状態」と言い直したほうがいいのでは、と思います。
今回亡くなられた赤ちゃんやご家族には本当に不幸な出来事です。
しかし、医師が不足している状態で、一番責任と義務を負うべきなのは、政府と行政だと思います。
受け入れを断った病院の中には、一人しかいない産科医が、出産に立ち会っている状態だったり、新生児集中治療室(NICU)の未熟児を入れる保育器が満床なところでは、他の赤ちゃんを取り出すわけにはいきません。
このようなときに記者会見をするのは病院側の場合が多いけれど、これだと、医師も看護師もいろんなスタッフが足りない中でがんばっている医療関係者のモチベーションが下がりますよね。
財政難、財政難といいながら、非常に手ぬるい監査でも国の無駄遣いが3500億円という報道があったり、利権がからむ道路や箱物建設にはスゴイ予算がつくのに、医療に関しては、「赤字の公立病院は病床を減らす」したり、統合させるような先の見えない政策を官僚がバンバン決めていっているんですよね。
厚労省研究班の調査でも、「新生児集中治療室は、全国で1000床不足している」と発表されていながら、状況は変わっていません。
天下り先を確保することが一番大切な仕事だと勘違いしている官僚を一掃して、民間人から比較的簡単に官僚になれるようなシステムを作らないと、同じような大学出身で、仲間内で競争しながら、敗者にまで手厚くしているっていうのは、やっぱりおかしいんじゃないかな。
2008年12月02日
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いつになったら、安心して病院に行くことができるようになるのでしょうかね?