2010年08月19日

医者の診断の重み

医者って自分の診断の重みを感じているのでしょうか、という疑問がわいた昨日の母の認知症の受診でした。

私が現在住んでいるのは、青森県の弘前市です。
青森県には国立大学が1つで、医学部のある大学はこの弘前(ひろさき)大学にしかありません。
競合する他校がないせいか、地元では「弘前大学医学部 イコール エリート」という図式のようです。(うーん、正直2流ともいえないレベルかと)

さて、問題は弘前大学医学部付属病院、脳神経内科から週一で出向している認知症の担当医に母が受診した昨日のできごとなんです。

湘南厚木病院にて、弘前大学では行っていない脳のPET検査などの受診結果を伝えたときのことです。

去年の4月、母はアルツハイマー型認知症と診断されたのですが、「脳のMRIでは、脳の萎縮はありません」と言われたのです。

今年の7月の脳の単純MRIでは、海馬などの当たりに萎縮がはっきりとみられました。
このことを弘前脳卒中センターの認知症担当医に伝えたところ、「私の説明が悪かったのかもしれませんが、去年の3月の検査で若干脳の萎縮はありました」と言われたのですがく〜(落胆した顔)

海外での生活の中でERも含めカナダと米国の医師とのやり取りをしてきた私としては、このような医師の説明不足があるということ自体信じられないという気持ちでした。

去年の3月に脳の萎縮があったのにもかかわらず、定期的なMRIの検査もなく、別の病院の検査で脳の萎縮が診断されると、「実は。。。」という話し。
田舎の医師は患者に対して全てを開示する責任と義務があることを医師のモラルとして理解していないのでしょうかexclamation&question

次回の受診のときに、母の脳のMRI検査をするということになりましたが、7月に湘南厚木病院で受けた検査結果は画像診断も含め、検査結果として書類で頂いているので、患者側からすれば「もう1度脳のMRI検査をしても、弘前のモラル欠如の医師のデータになるだけなのに」という気持ちが先行してしまいます。

去年の診断のときに、脳の萎縮があることがしっかりと伝えられていれば、私は母の認知症の最新検査を今年の夏まで引き延ばすようなことをしませんでした。

去年の夏の段階で、知り合いの医師も含めて、もっと早く認知症の検査をしている病院を調べたのに。。。

弘前大学の医学部付属病院の医師のレベルの低さを書くたびに、他の方のコメントでも医師のレベルの低さとモラルの低さに関するコメントを頂きます。

患者やその家族を対等に扱っていない、「患者に説明しても無駄だから、必要最低限だけを伝える」という現実ではこの地域の医学の向上は期待できませんよね。

日本が抱える様々な問題の1つだと思いますが、政治家が身内で権力闘争をしている限り、「明るい日本」へ踏み出すことは難しいなあ、と感じたりもしました。

しかし、なんでこんなにヤブ医師ばかり多いのでしょうか、この弘前という地方は。

posted by The Empress. at 16:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

医師の倫理とは何だろう。。。

医師の倫理、いや、全ての職業にはそれなりの倫理観持たなければならないのでは、と個人的に考えています。

自分自身の母の認知症のことで、診断の検査段階で地域格差のあまりの差に驚いたことを書きました。

でも、ふと思ったんです。

他の地域の医学部付属病院で行われている検査での診断が学会や専門医の全国大会(学会のほかにあるんですよ)で、情報が提供され、私のような個人ですら、インターネットで検索できるようなものであれば、その医師は、少なくとも「このような検査が他の病院では受けられる」ということを患者に知らせる義務があるのではないか。

今まで「うちの大学病院では。。。」と威張っていたのが、他の都道府県の大学の医学部に知り合い(教養課程での同窓生とか)がいることを明かすと、「その医師は地方の大学の状況を知らないんですよ」といわれましたexclamation&question

開き直りっていうやつでしょうか。

一般の総合病院でも可能になっている検査方法、しかも異なる病院の知り合いの医師から、

「特別な検査という時代ではない。なにせPET画像診断の機械があれば、あとは造影剤に当たる薬剤を現場で調合するだけの話し。総合病院まで広がっている時代に、患者に受けられる検査があることを知らせないというのは、誤診以上に問題だ。」

知り合いの医師にすれば、「受けられる検査を行っている医療機関が多数あれば、一応情報を共有するのが検査環境が整っていない場所にいる医師が最低限できることだと思うんだけれど。」

一部の地方に検査機関がないから、情報を与えないということは、医師の倫理に反しているように感じます。

テレビで報道される、スーパードクターのように、「その医師の技術でなければ助けられない」というものではないんですよね。

あくまでも、診断基準のための検査環境の問題。

都合の悪いときだけ、「都会と地方の大学病院は環境が違う」というのは言い訳でしかないような。

医師、特に大学病院から派遣される医師の多くには、「自分の大学はこの地域で一番」という気持ちが強くて、患者にとっての利益は何か、何が医師としてできるのか、ということを考えてくれていないと感じます。

まるで、一部の官僚のような世界バッド(下向き矢印)
posted by The Empress. at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月31日

地域医療の差をなくして欲しい!

地域医療の差をなくして欲しいですねえ、鳩山政権というか、与党の民主党の議員さんたち!

青森県だけが抱えている問題じゃないと思うんですよ。地域医療の差っていう問題。
確かに、県内に医学部がある大学が1つしかないという現状も、医者不足とともに、受けられる医療の差に反映されていると思うんです。

自分自身の問題として、まともな心療内科を弘前市内で探そう、と思った2年前に断念。とんでもない個人の心療内科だった。
そもそも、十数年前に弘前大学付属病院で多様な科を受診しても、「パニック障害」と診断されず、しまいには「髄液を採って検査しましょう」といわれたところで、自分でネットで検索プラス知り合いのご主人(東大病院の精神科医)に相談したのでした。

1年も待たないで、知り合いのご主人に訊けばよかったのよね。
だって、「ああ、その症状ならほぼパニック障害ですね」で解決しちゃったものexclamation&question

そして、同じ大学から週に1度派遣される医師が、昨年の4月に、私の母を診断し、「アルツハイマー型認知症です」といわれたんですもうやだ〜(悲しい顔)

でも、私はズーっと悩んでいたんです。
テレビやインターネットでいろんな情報を得るたびに、「母は本当にアルツハイマー型認知症なの?」っていう疑問がでてくるんですよ。

京大の研修医制度で認知症のプログラムを見ても、認知症にはいろんな種類があるんです。
アルツハイマー型っていうのはその中の1つの種類でしかない。

しかも、アルツハイマーという診断をするには、ここ7,8年前から「ベータ・アミロイドタンパク質という物質が脳内にどれだけ蓄積しているか」によって診断をおこなうというのが、基準らしいんです。
PET検査をするだけなんですが、PET用放射性薬剤(アミロイドマーカー)の開発が必要だったそうな眠い(睡眠)

とにかく、ここ3,4年では都市部の総合病院でもアミロイドマーカーとなる薬剤を使ったPET検査が一般になってきているっていう事実。

そこで、テレビにも出ていた「湘南厚木病院」の担当の方にメールでやり取りを何回かしたのです。

アルツハイマー型認知症と診断された私の母が受けた検査:通常の脳のMRI検査、血液検査、尿検査、言語・記憶機能検査。

そして、湘南厚木病院の担当の方から質問が、「認知症の初期の段階では、臨床だけで確定診断をするのは困難なのに、アミロイドマーカーのPET検査なしで、どのような根拠でアルツハイマーだと診断されたのでしょうか?」exclamation&question

「私も不思議です」と返信するしかありませんでしたがく〜(落胆した顔)

そうですよね。このPET検査でアミロイドタンパク質が画像で見れるようになるまでは、死亡してから検死をして(脳の細胞を調べるらしい)、アミロイドが存在している、その蓄積度合いで「アルツハイマー型認知症であった」という確定診断をしていたんですから。

確かに、京大とか東大とか旧帝国大学の医学部が未だに国からも優先的な扱いをうけているのは事実。
それに、有名私立大学の医学部も参加して、最先端医療で競いあっている。

でも、地方の医学部とその付属病院は、10年ぐらいのギャップをへて、実際の現場で治療ができる状態と地元の医師は言ってました。

高齢化社会の日本で、認知症の診断がどの地域でも同じように行われるっていうのが理想ですよね。理想というよりも、国立大学を設置しているんだから、科学文部省とか厚生労働省などが、地域医療の差を縮めていかなきゃ。

それにしても、
「必要な検査なしで、どうやってアルツハイマーと診断したのでしょうか?」という質問は医者同士でやってもらいたいですよね。

6月には私自身の心療内科の受診で横浜に戻りますが、ワーイ「新鮮な?都会の空気とスターバックスのコーヒーが飲める」。

7月には2回に分けて、母のために横浜に滞在することになりそうです。
posted by The Empress. at 01:21| Comment(3) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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